朴元淳市長(資料写真)=(聯合ニュース)
朴元淳市長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は11日、市内の保険会社のコールセンターで発生した集団感染に関連し、感染者は社員とその家族だけで、同日午前0時の時点で90人に上ると明らかにした。ラジオ番組のインタビューで述べた。

 朴氏は同ビルに入居しているほかのオフィスの人などに対するウイルス検査も行っているとした上で、「コールセンターはソウルだけで417か所ある。集団感染のリスクにさらされやすい勤務環境なので、勧告事項に従わない場合は閉鎖命令を出すことができる」と説明した。

 また、新興宗教団体「新天地イエス教会」が国内での感染拡大の元凶であるとの考えをあらためて強調した。

 朴氏は、同宗教団体の大邱市の教会に通う信者の感染が確認されてから感染者が爆発的に増えたと指摘した上で、「この集団のせいで膨大な社会的、経済的被害が発生した」と非難した。

 朴氏によると、集団感染が起きたコールセンターの社員のうち2人が信者であることが確認された。2人ともウイルス検査の結果は陰性だったが、さらに調査を進め、集団感染と同教会との関連性について追跡する方針だという。


Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 0