政府ソウル庁舎で会見を行う朴氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
政府ソウル庁舎で会見を行う朴氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスに関する韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部の朴凌厚(パク・ヌンフ)第1次長(保健福祉部長官)は8日の記者会見で、集団感染が起きた新興宗教団体「新天地イエス教会」の大邱市の教会で感染者が出てから防疫状況が変わったとしながらも、「わが国の防疫管理体系は効果的に状況を統制している」と述べた。 また、「韓国は既存の防疫管理体系の限界を超え、開放性と参加に基づいた新しい防疫管理モデルをつくっている」として、「厳しい時期を乗り越えれば、韓国の対応が模範的な事例になるとともに、世界の標準になり得る」との認識を示した。 その上で、「封鎖や隔離などの伝統的な防疫管理体系は流入時期を遅らせるだけで、感染拡大を防ぐことは難しい」とし、「透明かつ開かれた社会を目指し、国民の自律的な参加と先端技術の調和が取れた現在の対応がより効果的だ」と強調した。 朴氏は韓国の防疫管理体系の長所として、透明かつ迅速な情報公開や国民の衛生マナー順守、国の検査費・治療費負担、車に乗ったまま検体を採取する「ドライブスルー」方式の検査、全地球測位システム(GPS)情報を利用した感染者の移動経路調査などを挙げた。 とりわけ、「韓国での(新型コロナウイルスの)診断検査は1日に最大1万7000件まで可能で、累計の検査数は19万件に達する」とした上で、「韓国で感染者数が多いのは、優れた診断検査力や徹底した疫学調査など防疫の優秀性を証明するもの」と強調した。
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