各国の外交官に新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた韓国政府の取り組みを説明する康長官=6日、ソウル(聯合ニュース)
各国の外交官に新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた韓国政府の取り組みを説明する康長官=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は6日、新型コロナウイルス感染拡大に対する懸念から韓国からの渡航者の入国を制限する国や地域が増えていることを受け、各国の駐韓外交団を対象に説明会を開き、「本国に韓国が実施している徹底した対処を説明し、過度な措置を取らないよう勧告してもらいたい」とし、感染症の拡大防止に努める韓国のやり方について「引き続き信頼してほしい」と要請した。 康長官は「韓国の対応は初期から開放的かつ透明だった」とし、車に乗ったままウイルス検査が受けられる「ドライブスルー検診」や、迅速かつ広範囲に行われる検査、中国人入国者に対する自己診断アプリ使用など、防疫に向けた取り組みについて紹介した。 この日の説明会には112カ国の大使館関係者と、国際機関の関係者が参加した。米国やドイツなど47カ国は駐韓大使が自ら出席した。 外交部が駐韓外交団を対象に新型コロナウイルスに関連した説明会を開いたのは先月25日に続き2回目。1回目は外交部の金健(キム・ゴン)次官補が実施したが今回は康長官が行った。 次官補に代わり外交部長官が説明会を開いたのは、韓国からの渡航者の入国を制限する国や地域が増え続けているため。 6日午後3時時点で102カ国・地域が韓国からの渡航者の入国を制限したり、入国制限実施を予告したりしている。ここにはオーストラリアや日本など感染症への対応力が高い国も入っている。
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