1月の商品収支は19億3000万ドルの黒字で、前年同月(57億5000万ドル)に比べ38億2000万ドル減少した。
輸出額は434億4000万ドルで前年同月比12.3%減少した。14か月連続のマイナス。旧正月連休に伴う営業日の減少に加え、半導体や鉄鋼、化学工業品など主要品目の輸出単価の下落が続いていることが響いた。輸入額は5.2%減の415億2000万ドルだった。
一方、1月下旬から中国・湖北省を中心に新型コロナウイルス感染が本格的に広がり始めたが、韓国の同省向けの輸出は少なく、1月の輸出全体にもほとんど影響しなかった。ただ、2月分を集計した通関ベースの輸出実績をみると、新型コロナウイルス問題の深刻化が対中輸出の減少にあらわれている。
1月のサービス収支は24億8000万ドルの赤字だった。赤字幅は前年同月に比べると10億5000万ドル縮小した。外国人観光客の増加で旅行収支が改善した影響が大きい。
旅行収支の赤字は13億3000万ドルで前年同月より2億1000万ドル少なかった。中国人を中心に外国人の入国者数が前年同月比15.2%増加した一方、日本への旅行を控える動きから韓国人の出国者数が13.7%減少した。
サービス収支ではこのほか、特許権使用料などを含む知的財産権の使用料収支の赤字も縮小した。
給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は16億9000万ドルの黒字で、前年同月比1000万ドルの小幅増となった。
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