今週からは「ショートヘア」で会見に登場した。「髪を洗う時間ももったいない」からだという。
もともと長い髪ではなかったが、感染症の危機警報が最高レベルの「深刻」に引き上げられたことを受け、さらに短いヘアスタイルにした。
記者会見では鄭氏の健康状態を心配する質問も出た。
「業務の負担は大きいが、うまく耐えながらやっています」
やつれた表情ながら、毅然(きぜん)とした口調だった。
「1時間も寝ていないとの話がある」との質問には「1時間以上は寝ています」と答えた。
保健当局によると、鄭氏は寝る時間以外は終日、緊急状況室で感染者の確認や対策の検討などにあたっている。
ネット上では鄭氏を心配する声とともに、「頑張って」「ありがとう」といった応援のメッセージが殺到している。
ソウル大医学部を卒業した鄭氏は、1995年から保健公務員として「疾病管理」の道に足を踏み入れた。2015年に中東呼吸器症候群(MERS)が流行した当時も政府の報道官として最前線に立つなど、疾病管理対応の専門家として知られる。
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