握手を交わす文大統領(右)と潘前国連総長(青瓦台提供)=2日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす文大統領(右)と潘前国連総長(青瓦台提供)=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、青瓦台(大統領府)に潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長を招いて昼食会を開き、北朝鮮の核問題と米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍への配備問題など外交・安保の懸案について広く意見を交わした。

 この日の昼食会は正午から1時間行われる予定だったが、予定時間を約50分過ぎた午後1時50分に終了した。朴洙賢(パク・スヒョン)青瓦台報道官のみが同席した。

 文大統領と潘氏は、今月末の韓米首脳会談を前に最大の外交懸案として浮上したTHAAD問題について集中的に議論したものとみられる。

 また韓国の外交資産である潘氏に対し、文大統領が外交・安保問題に関して具体的な協力を求めた可能性もある。

 潘氏は先月18日に文大統領に電話し、「お手伝いできることがあれば最善を尽くしたい」と伝えていた。

 一時は大統領選で保守陣営の有力候補とされた潘氏は、大統領選への不出馬を宣言した後、ハーバード大の客員教授として米国に滞在しており、1日に韓国に一時帰国したと伝えられた。


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