趙次官(資料写真)=(聯合ニュース)
趙次官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙顕(チョ・ヒョン)新第2次官は1日、記者団に対し、旧日本軍の慰安婦問題を巡る日本との合意について、「非常に間違った合意」との認識を示した。

 趙氏は5月31日に第2次官に任命され、大使を務めていたインドからこの日帰国した。

 趙氏は前政権で国民の期待に及ばなかった外交の一つに慰安婦合意を取り上げ、「外交部が痛烈に反省しなければならない」と述べた。

 また、2015年12月28日に慰安婦合意が発表された当時、部下に「大きな問題になると思う」と話したとし、「トップダウン型の意思決定の構造」のために行われた合意だったと指摘した。

 趙氏は2日に就任式を行い、正式に業務を始める。朴槿恵(パク・クネ)前政権で任命され、慰安婦合意を交わした尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と合意に反対する次官という異例の布陣は、文在寅(ムン・ジェイン)政権初の外交部長官が就任するまで続く見通しだ。


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