バスターミナルでバスを待つ軍人。石けんでの手洗いなど新型コロナウイルスへの感染予防策が掲示されている。国防部は22日から、感染の拡大防止に向け全ての将兵の休暇、外出、外泊、面会を制限している=(聯合ニュース)
バスターミナルでバスを待つ軍人。石けんでの手洗いなど新型コロナウイルスへの感染予防策が掲示されている。国防部は22日から、感染の拡大防止に向け全ての将兵の休暇、外出、外泊、面会を制限している=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国国防部は24日、同日午前8時時点での韓国軍内の感染者は陸軍8人、海軍1人、空軍1人、海兵隊1人の計11人だと明らかにした。 23日午後6時時点では7人だったが、夜に4人の感染が新たに判明した。この4人は軍部隊内で感染者と接触しており、これによって感染した疑いがある。軍では集団生活を送るため、部隊内で2次、3次感染が起きれば集団感染に広がりかねないとの懸念も強まっている。 韓国軍では今月20日に最初の感染者が発生した。南部の済州島にある海軍部隊で勤務する兵士で、現在感染が急拡大している南東部の大邱に帰省後、感染が判明した。 23日の時点で、軍は将兵や軍属など約7700人を隔離している。今月10日以降に本人または同居する家族が大邱や近隣の慶尚北道永川市、清道郡を訪れた将兵や軍属6400人ほどが予防の意味で隔離され、隔離人数が大幅に増えた。 一方、感染症の危機警報が最高レベルの「深刻」に引き上げられたことに伴い、兵務庁は24日から3月6日までの間、全国で兵役判定検査の実施を中止する。感染の状況によっては中止期間が長引く可能性もあるという。
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