閑散としている仁川国際空港の出発ロビー(資料写真)=(聯合ニュース)
閑散としている仁川国際空港の出発ロビー(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は23日、新型コロナウイルスの感染者が国内で急拡大していることを受け、韓国からの入国を禁止したり入国審査を厳格化したりしている国が12カ国・地域に上ると明らかにした。 イスラエル政府は韓国から訪れる外国人の入国禁止を決めた。決定前に韓国を出発し、22日夜にテルアビブに到着した大韓航空機について、同国は事前予告なしに韓国人乗客約130人の入国を拒否し、送り返すことを通告した。 バーレーンも21日から韓国など感染者が発生した国を14日以内に訪れた外国人の入国を禁止した。 太平洋にあるサモアは韓国や中国、日本など感染者が発生している国への渡航歴がある場合、未発生国での14日間以上の隔離などを義務付けている。 また、ブルネイや英国、オマーン、エチオピア、ウガンダなどは韓国などからの入国審査の厳格化や14日間の隔離などの措置を取っている。 米疾病対策センター(CDC)も22日(現地時間)、日本とともに韓国について渡航警戒レベルを3段階のうちレベル2の「注意を強化」に引き上げた。 韓国政府は各国による行き過ぎた入国制限や韓国への渡航自粛を防ぐため、韓国の防疫に対する取り組みや新型コロナウイルス感染に関する正確な情報を各国に伝える方針だ。 韓国で感染者が急増しているものの、全国的な拡大ではなく南東部の大邱・慶尚北道など一部地域に限定されていること、新興宗教団体の信者など特定集団に集中していることを説明していく。 
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