政府ソウル庁舎で会見を行う朴氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
政府ソウル庁舎で会見を行う朴氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスに関する韓国政府の中央対策本部の本部長を務める朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は21日の記者会見で、感染症の危機警報レベルについて現行の「警戒」を維持する一方、最も高いレベルの「深刻」に準じて対応する方針を明らかにした。 韓国での新型コロナウイルスの感染者数は同日午前の時点で計156人となっている。この日、新たに感染が確認された52人のうち、集団感染が発生した大邱市南区の新興宗教団体「新天地イエス教会」の教会に関連した人は39人だ。 朴氏は「特定の集団を中心に(感染が)起きているため、統制が可能だと考えている」と強調した。 感染症の危機警報は低い順に「関心」「注意」「警戒」「深刻」と設定されている。 韓国政府は国内で初めての感染者が出た先月20日、感染症の危機警報を「関心」から「注意」に、1週間後に「警戒」に引き上げた。「警戒」の危機警報が出されるのは新型インフルエンザが流行した2009年以降初めて。 朴氏は感染者の症状について、「ほとんどは軽症にとどまり、大概は2週前後で完治している」と説明した。
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