新型コロナウイルス感染者が多数確認された教会周辺で、大邱市南区の保健所関係者が防疫作業にあたっている=20日、大邱(聯合ニュース)
新型コロナウイルス感染者が多数確認された教会周辺で、大邱市南区の保健所関係者が防疫作業にあたっている=20日、大邱(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国防疫当局は20日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染者が多数確認された南東部・大邱市南区の新興宗教「新天地」の教会に通う1001人に対し、自宅で自主隔離させる措置を取った。政府中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長が会見で伝えた。他の信者約8000人についても、名簿の提供を受ける。

 この1001人は今月9日と16日、韓国での31人目の感染者(60代韓国人女性)と同じ時間に同教会で礼拝に出席した。自主隔離を指示した上で、感染が疑われる症状が出ているかどうかを電話で聞き取っているという。

 中央防疫対策本部によると、31人目の感染者が通っていたこの教会では、これまでに30人以上の感染者が発生した。

 31人目の感染者は今月7日にのどの痛みなどを感じ、防疫当局はこれを発症時点とみて疫学調査を行っている。新型コロナウイルスの潜伏期間が最大14日とされることを踏まえ、発症前に出席した2回の礼拝と9日、16日の礼拝の出席者を観察している。


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