記者会見する金剛立次官=11日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見する金剛立次官=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスによる肺炎が各国に広がっているなか、韓国政府の中央対策本部は11日、新型肺炎が流行している日本、シンガポール、マレーシア、ベトナム、タイ、台湾の6カ国・地域への旅行・訪問を自粛するよう勧告した。新型肺炎の中国以外の国・地域からの流入を防ぐ狙いがある。 同対策本部の副本部長を務める金剛立(キム・ガンリプ)保健福祉部次官は記者会見で、「シンガポールや日本などは、世界保健機関(WHO)が9日に地域社会での感染が確認されたと発表した地域だ」と述べ、新型肺炎の拡散リスクがあるこれら6カ国・地域への旅行はできるだけ自粛し、やむを得ない場合は旅行の期間や人数を最低限に抑えることを考えてほしいと呼び掛けた。 こうした勧告は中央対策本部として出したもので、外交部の旅行警報とは別物だ。 外交部は旅行留意、旅行自粛、撤収勧告、旅行禁止の4段階の旅行警報を設けており、現在、最も多くの感染者と死者が出ている中国の湖北省については撤収勧告、中国のその他の地域(香港、マカオを含む)については旅行自粛としている。
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