KDIは新型コロナウイルスの感染拡大が今後の景気にある程度の否定的な影響を与えると判断した(コラージュ)=(聯合ニュース)
KDIは新型コロナウイルスの感染拡大が今後の景気にある程度の否定的な影響を与えると判断した(コラージュ)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の政府系シンクタンク、韓国開発研究院(KDI)は9日発表した「経済動向2月号」で、新型コロナウイルスの感染拡大問題について、「今後の景気にある程度の否定的な影響を与えるのは不可避と判断される」との見解を示した。 韓国経済の景気判断については、1月に「不振が緩和される可能性がある」と診断したが、今月は「景気不振が緩和された」と評価した。 昨年12月には半導体や自動車、機械装備などの好調で、鉱工業生産が増加に転じたと説明した。製造業の出荷と平均稼働率が増加し、在庫率は下落したという。 ただ、KDIは「景気不振は緩和されたが、新型コロナウイルスの感染拡大が今後の景気回復を制約する可能性がある」と判断した。 具体的には「新型コロナウイルスの感染拡大で、今後の景気の不確実性が大幅に拡大した。新型コロナウイルスに対する懸念が金融指標に反映された中、まず観光と関連した一部の業種で否定的な影響が出る」と予想した。中国制部品の需給に支障が出る場合、鉱工業生産も委縮する可能性があるとした。
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