新型肺炎「感染者発生なし」　北朝鮮が再び表明

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は6日、国内で新型コロナウイルスの感染者は発生していないと国営メディアで重ねて主張した。

　

　政府機関紙「民主朝鮮」はこの日の社説で、「わが国で新型コロナウイルスの感染患者が発生していないからといって緊張を緩めれば、取り返しのつかない結果を招く可能性がある」と指摘した。

　保健省のソン・インボム局長が2日、朝鮮中央テレビのインタビューで北朝鮮ではまだ新型肺炎患者が出ていないと述べたのに続き、北朝鮮が公式に立場を示すのは2回目。

　また、同紙は感染が疑われて隔離された患者がいることも改めて明らかにし、医療陣に防護服、マスクなどの医療用品や生活用品を円滑に支援するよう求めた。

　

　民主朝鮮は、新型コロナウイルスの防疫は単純に感染症を防ぐ実務的事業ではなく、社会主義制度の優越性を誇示する「政治的事業」だとし、「国境の閉鎖」と「個人衛生の強化」を解決方法として挙げた。