検疫カウンターではサーモグラフィーによる体温確認が行われ、健康状態質問書の回答がチェックされる=(聯合ニュース)
検疫カウンターではサーモグラフィーによる体温確認が行われ、健康状態質問書の回答がチェックされる=(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】中国の湖北省武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎が拡大していることを受け、韓国の仁川空港では総力を挙げて対策にあたっている。 旧正月の連休(今年は1月24~27日)を控えた23日、仁川空港1ターミナルには、中国発の旅客機が相次いで到着した。 乗客の多くはマスクをしており、発熱やせきなどの有無を問う黄色い用紙の「健康状態質問書」を手にしている。検疫官はサーモグラフィーによる体温確認を行い、質問書の回答を丹念にチェックする。 この日は武漢発の便はなかったが、すべての乗客に対する検疫が強化されたため、検疫カウンターには50メートル以上の行列ができた。 武漢発の便については、検疫官がすべての乗客を対象に発熱の有無を確認する。20日に韓国で初めて感染が確認された患者も、空港で検査を受けて隔離された。 仁川空港の検疫官は、感染していても潜伏期間である可能性もあり、熱がなければ検疫で見逃してしまう場合もあるとし、患者の流入を防ぐためには乗客の自己申告などが必要と協力を呼びかけた。
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