弔問を終えたサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(右側先頭)。すぐ後ろが辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長=20日、ソウル(聯合ニュース)
弔問を終えたサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(右側先頭)。すぐ後ろが辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏が19日に死去し、ソウル峨山病院内の葬儀場には20日午前も財界をはじめ各界関係者が次々訪れ、死を悼んだ。 

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 20日朝、まず次男の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長が斎場に入った。続いて長男の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)ロッテホールディングス(HD、本社・東京)元副会長も到着し、共に弔問客を迎えた。

 財界関係者としては最初に、サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が訪れ、故人をしのんだ。格浩氏のめいである韓進海運元会長の崔恩瑛(チェ・ウンヨン)氏の姿もあった。

 祭壇のそばには、文在寅(ムン・ジェイン)大統領や丁世均(チョン・セギュン)首相らから届いた供花が並んでいる。文大統領に代わり、青瓦台(大統領府)の金尚祖(キム・サンジョ)政策室長(閣僚級)が午後弔問するとみられる。

 また、現在病床にあるサムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長や、全国経済人連合会(全経連)の許昌秀(ホ・チャンス)会長、大韓商工会議所の朴容晩(パク・ヨンマン)会頭のほか、現代自動車、LG、ハンファ、LSなど主要グループトップの名前でも供花が届いた。

 葬儀は「4日葬」で執り行われ、22日午前に出棺。故郷の蔚山市蔚州郡に埋葬される予定。

 一方、格浩氏は遺言状を残していないとされる。この日、息子の東彬氏と東主氏が久々に顔をそろえて弔問客を迎えたが、2人はここ数年、経営権争いを繰り広げて疎遠になっている。


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