2019年6月に行われたソフトバンク3軍と韓国キウム・ヒーローズ2軍の交流戦を前に言葉をかわす金星根氏(右)と宋臣永(ソン・シンヨン)キウム2軍コーチ(資料写真)=(聯合ニュース)
2019年6月に行われたソフトバンク3軍と韓国キウム・ヒーローズ2軍の交流戦を前に言葉をかわす金星根氏(右)と宋臣永(ソン・シンヨン)キウム2軍コーチ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国プロ野球のSKなどの元監督で、2018年から日本プロ野球・ソフトバンクのコーチングアドバイザーを務める金星根(キム・ソングン)氏(77)が21日、福岡に向け出国した。金氏は出発前、「チームのために最善を尽くす。後輩や選手からも学ぶ」と話し、「韓国の指導者はその程度かと言われないよう、さらに努力するつもりだ」と意気込みを語った。  金氏は1軍のコーチ会議などに参加した後、2月1日から始まるキャンプのため宮崎に移動する。  18年と19年はファームを中心に活動したが、今季は1軍に帯同する。すでに19年10月末から1軍に合流し、11月30日まで1軍の練習を見守った。 日刊スポーツによると、ソフトバンクの工藤公康監督は金氏について、韓国で監督としてすばらしい成績を残した人であり、勝ち方を誰よりも知っていると紹介。多くのことを聞きたいため金氏の1軍帯同を球団に自ら要望したという。 金氏は18年2月にソフトバンクと契約。1年目は若手コーチの指導役を担った。2年目はそれに加え2、3軍の試合前後に監督・コーチのミーティングも主導するようになり、教えを請う選手も増えた。 今季は1軍のコーチングアドバイザーとして、工藤監督ら首脳陣にアドバイスし、選手も直接教える。 在日コリアン2世として京都に生まれた金氏は1960年代に韓国に渡り、実業団チームの左腕投手として活躍。引退後は韓国プロ野球の6球団で監督を務め、2007年と08年、10年にはSKを韓国シリーズ優勝に導いた。
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