サーモグラフィーによる体温確認が行われている仁川空港の入国ゲート(資料写真)=(聯合ニュース)
サーモグラフィーによる体温確認が行われている仁川空港の入国ゲート(資料写真)=(聯合ニュース)
◇韓国で新型肺炎患者確認 拡大防止に保健当局が総力 中国の湖北省武漢市で多数発生した新型コロナウイルスによる肺炎患者が韓国で初めて確認され、韓国ももはや「安全地帯」ではなくなった。ただ、この患者は韓国入国時の検疫段階で症状が確認され、すぐに隔離された。韓国疾病管理本部は、新型肺炎の患者が中国、タイ、日本などで確認されたことを受け、国内での対応を一層強化している。中央防疫対策本部を立ち上げて患者監視システムを強化し、地方自治体の防疫対策チームも旧正月(今年は1月25日)の連休に24時間体制で非常防疫システムを稼働させるなど、各地域で拡大防止に総力を挙げる方針だ。◇韓国経済に好転の兆し 輸出好調・心理回復中=文大統領 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日午後、青瓦台(大統領府)で今年初めての首席秘書官・補佐官会議を開き、「新年に入り経済が好転する兆しが見えている」として、「輸出の好調が目立ち、萎縮していた経済心理も回復している」との認識を示した上で、「政府はこうした肯定的な流れを積極的に生かしていく」と強調した。◇韓国人の北朝鮮個人旅行 中国旅行会社のツアー参加が有力 韓国政府が南北交流活性化の一環として推進している北朝鮮への個人旅行は、中国の旅行会社が韓国人対象の観光商品を販売し、韓国人がこれに参加する形になる可能性が最も高いとみられる。韓国統一部が出した参考資料によると、政府は現在▼離散家族、または社会団体の金剛山・開城地域訪問▼韓国人の第三国を通じた北朝鮮地域訪問▼外国人の南北連携観光の許可――の三つの形態での個人旅行を検討している。なかでも「第三国を通じた個人旅行」について「韓国国民が第三国の旅行会社を利用して平壌、楊徳、元山、葛麻、三池淵などの北側地域に観光目的で訪問すること」と説明した。◇ソウル地下鉄スト回避へ 交通公社が譲歩 ソウル交通公社が昨年11月に乗務員の運転時間をこれまでの4時間30分から4時間42分に延長し、労組側がこれを撤回しない場合、今月21日の始発から事実上のストライキに当たる乗務業務指示の拒否を行うと予告していた問題で、公社側は勤務時間の変更を暫定的に中止すると発表した。公社側は「旧正月の連休を前に市民に不便をかけることがあってはならず、ストに突入すればやむを得ず違法ストに巻き込まれる職員の被害も看過できなかった」と譲歩に至った背景を説明した。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 0