首席秘書官・補佐官会議を行う文大統領(左から2人目)=20日、ソウル(聯合ニュース)
首席秘書官・補佐官会議を行う文大統領(左から2人目)=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日午後、青瓦台(大統領府)で今年初めての首席秘書官・補佐官会議を開き、「新年に入り経済が好転する兆しが見えている」として、「輸出の好調が目立ち、萎縮していた経済心理も回復している」との認識を示した上で、「政府はこうした肯定的な流れを積極的に生かしていく」と強調した。 文大統領は主力の製造業で回復の兆しが見え始めていることが「大きな力」とし、「輸出(全体)の約2割を占める半導体の世界市場が改善しており、4~6月期から本格的に業績が伸び、年間の輸出業績も増加に転じるというのが大多数の研究機関の予測」と説明。「輸出品目が新産業や(次世代通信規格の)5G関連産業、2次電池など高付加価値品目に多角化し、(ロシアなどの)新北方地域、(東南アジアなどの)新南方地域に輸出市場が拡大されることも良い流れ」と評価した。 その上で、「新産業の育成にさらに力を注ぎ、起業ブームを広げ、経済を元気づける」と強調した。 また、「今年を外国人観光客2000万人時代の元年とし、Kカルチャー・Kコンテンツ・Kビューティー・Kフードを世界的なブランドとして飛躍させたい」との方針を示した。 旧正月連休(24~27日)対策にも言及し、交通や医療サービスなどの対応に万全を期すよう指示した。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 0