サーモグラフィーによる体温確認が行われている仁川空港の入国ゲート(資料写真)=(聯合ニュース)
サーモグラフィーによる体温確認が行われている仁川空港の入国ゲート(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】中国の湖北省武漢市で多数発生した新型コロナウイルスによる肺炎患者が韓国内で確認されたことと関連し、丁世均(チョン・セギュン)首相は20日、患者の発生状況について報告を受けた後、保健福祉部と疾病管理本部に対し、患者を完全に隔離して治療するよう指示した。国務総理室が伝えた。 丁首相は「患者の移動や接触経路、接触者などに対する追跡調査を迅速かつ徹底的に進め、感染拡大の可能性を早期に遮断しなければならない」と指示した。 また「決められたマニュアルを徹底的に履行し、中央防疫対策本部を中心に行政安全部などの関係官庁、地方自治体と緊密に協力し、必要な対応を取るよう万全を期してほしい」と要請した。 さらに国民に不安が広がらないよう、防疫の状況などを迅速に公開するよう指示した。  19日に武漢から韓国入りした中国国籍の30代女性が新型コロナウイルスによる肺炎に感染していたことが明らかになったことを受け、疾病管理本部は20日、感染症の危機警報レベルを4段階の一番下の「関心」から一段階高い「注意」に引き上げた。
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