米朝関係が膠着(こうちゃく)状態に陥っている中、韓国は北朝鮮への個人観光などの南北協力事業を通じて南北関係を進展させ、行動の幅を独自に広げたい考えだ。李氏の発言は、この問題を米国と本格的に協議する方向で一致したことを示すものとみられる。
個人観光に対するビーガン氏の反応については、「きょう十分に説明し、引き続き協議を続けていく予定だ」と答えた。韓国の立場を米国も理解する様子かと問われると、「基本的に米国はわれわれが主権国として下す決定を尊重する立場だ。常にそうだった」とした上で、「尊重の上に立ち、韓米が同盟として一緒に仕事をし、調整するということもまた重要だ」と述べた。
一方、米朝対話再開の可能性に関し、李氏は「最近の北の説明などをみると、可能性を常に開いている」としながらも、「問題は北が心を決めて出てくることであり、もう少し見守る必要がある。米国も引き続き努力はするだろう」と述べた。
李氏は15日にスウェーデン外務省のハシュテッド朝鮮半島特使と会談したとしながら、引き続きスウェーデンの役割を期待した。
17日にはビーガン氏の副長官就任式に出席するなど、国務省関係者との接触を続ける予定。18日午前に帰国の途につく。
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