韓国副首相「バイオ産業は経済の突破口」

韓国の洪楠基（ホン・ナムギ）経済副首相兼企画財政部長官は16日「バイオ産業のゴールデンタイムの機会を失わないように、規制のサンドボックス、規制革新、研究開発(R＆D)、金融、データインフラなど、動員可能なすべての手段を総力支援する」と強調した。

　洪副首相は同日、京畿道（キョンギド）のバイオユニコーン企業で開かれたバイオ業界懇談会の冒頭発言を通じて「バイオ産業は、高齢化など構造的変動期に直面した韓国経済の突破口になる重要な産業だ」とし、このように明らかにした。

　洪副首相は「バイオ産業グローバル市場規模は、今後5年以内に約1京7000兆ウォンに達する見通し」とし「韓国のバイオ市場は170兆ウォンあまりの規模で、2%の水準に過ぎない」と説明した。

　続けて「バイオ産業は技術を先取りし、市場をリードする者が独占する勝者独占型産業であり、各国の競争がすでに本格化した」とし、「最近、情報通信技術（ICT）基盤の高い技術水準、優秀なバイオ人材と病院インフラ、半導体のような先端産業の経験など、韓国の強みを考慮すれば、十分に競争可能だ」と付け加えた。