性的暴行疑惑の歌手キム・ゴンモさんを聴取　韓国警察

【ソウル聯合ニュース】韓国の国民的歌手、キム・ゴンモさん（52）が女性に性的暴行を加えたとされる疑惑に絡み、ソウルの江南警察署は15日、キムさんを被告訴人として呼び出し、事情聴取を行っている。

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　この日午前に弁護士を伴って警察署に入ったキムさんは、報道陣の質問には答えずに取調室に向かった。

　警察は先月14日にキムさんを告訴した女性に事情聴取を行っており、キムさんを呼び出したのはこの日が初めて。

　今月8日には、女性が性的暴行を受けたとされる2016年のキムさんの行動と、疑惑が明るみに出た後にキムさんが女性を懐柔・脅迫したとの疑いについて調べるためにキムさんの車を押収、捜索した。

　女性の代理人のカン・ヨンソク弁護士は先月6日、同氏が運営する動画共有サイト「ユーチューブ」のチャンネルでキムさんが過去に遊興店（キャバクラなど）で従業員の女性に性的暴行を加えたとの疑惑を提起。女性は同月9日にソウル中央地検に告訴状を提出した。

　また同チャンネルは先ごろ、遊興店の責任者が女性に対して懐柔や脅迫に近いレベルの接触を行ったと主張した。　

　これに対し、キムさんの所属事務所は今月6日に女性を名誉毀損（きそん）容疑で告訴した。所属事務所は「キムさんの27年間の芸能活動を悪意を持っておとしめ、虚偽の事実を流布して多くの人を失望させる行動をこれ以上見過ごすことはできない」と明らかにした。