“ルート”自体よりも北の言及に注目せねば…“通米封南”の意図(提供:news1)
“ルート”自体よりも北の言及に注目せねば…“通米封南”の意図(提供:news1)
北朝鮮が11日、ドナルド・トランプ米国大統領の親書伝達の事実を公開しながら米朝首脳間の“特別な連絡ルート”について言及した。

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トランプ大統領が親書を伝達した“ルート”がニューヨークチャンネルか首脳間のホットラインの可能性があるという分析がでている。北朝鮮がこれを言及したのは、米朝対話の局面で韓国は要らないという“通米封南(通米封韓)”の意図が込められているものとみられている。

キム・ゲグァン北朝鮮外務省顧問は前日の談話で、トランプ大統領の“金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の誕生日祝賀メッセージ”を親書として受け取ったとし「南朝鮮(韓国)当局は朝米首脳間に特別な連絡ルートが別にあるということをまだ知らずにいるようだ」と語った。

韓国の専門家たちの間では「“連絡ルート”がニューヨークチャンネルであるとみている」、「ニューヨークチャンネルの可能性もあり、北朝鮮国務委員会と米国ホワイトハウス間のホットラインであるかもしれない」として、様々な推測がなされている。

ニューヨークチャンネルは、国連駐在の北朝鮮代表部が活用した米朝間の疎通ルートである。1990年代の初めに開設されてからその時々の米朝関係によって稼働と断絶が繰り返されたものとして知られている。米朝が正式な大使館の代わりにニューヨークチャンネルを通じて接触するのは両国が外交関係を結んでいないためである。

米朝首脳間の“ホットライン”を通じた可能性もある。トランプ大統領は去る2018年6月シンガポールでの米朝首脳会談当時、金委員長に自身とすぐ連絡できる直通電話番号を伝えたと明かしたことがある。

専門家たちは、“ルート”自体より、北朝鮮がこれを言及した意図に注目しなければならないと指摘した。米国と直接繋がりながら、韓国政府の参加を封鎖する“通米封南”戦略の延長線であるということであり、(北朝鮮が)朝鮮半島の状況を主導的に管理するという意図がみえるとも分析している。
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