“ユース選手に禁止薬物を違法投与“元プロ野球選手、6年の資格停止処分＝韓国

野球のユース選手たちに禁止薬物を違法投与した元プロ野球選手イ・ヨサン（36）に6年の資格停止処分が下された。

韓国ドーピング防止委員会（KADA）は8日「イ・ヨサンに資格停止の懲戒を下した。懲戒期間は2019年12月19日から2025年12月18日までの6年間で、理由は禁止薬物の不正取引」と伝えた。これによりイ・ヨサンはこの期間、選手や指導者として活動できない。

先立ってイ・ヨサンは2018年4月から2019年5月まで、ソウル市内でユース野球教室を運営し、プロ球団入団が目標の学生選手たちを対象に約2800万ウォン（約260万円）相当のホルモン注射、アナボリックステロイドなどを違法に投薬し、販売した容疑をもたれている。

これにソウル西部地裁は昨年9月、一審でイ・ヨサンに懲役10か月を言い渡した。3か月後の12月19日に開かれた控訴審でも裁判所は10か月の原審を維持・懲戒は控訴審が確定した日から開始された。