韓国から来日する12月の旅客数は前月比11.2%アップ(提供:news1)
韓国から来日する12月の旅客数は前月比11.2%アップ(提供:news1)
韓国では昨年の夏から始まった“ボイコットジャパン”の余波が、冬の繁忙期に入りながら多少和らいだ雰囲気である。例年と比べれば依然として需要の減少が目立っているが、旅客の流れを読み取ることのできる月別対比では増加傾向である。

日本への路線需要の不振により路線減縮をはかった韓国航空業界は、最近冬休みのシーズンを迎え、札幌、沖縄路線などを運航再開に踏み切った。このような供給拡大が一時的に需要増進に影響をあたえたものとみられている。

4日、韓国国土交通部(国土交通省に相当)が航空統計を分析した結果、去る12月の1か月間、韓国国内の航空会社の日本路線旅客数は、計99万1805人となった。これは前年の同期間の172万1461人に比べ42.4%減少した数値である。

韓国でのボイコットジャパン運動が本格的に始まった去る8月は、前年対比の減少率が22.8%であったが、11月は43.7%まで拡大し、不買運動の火種が消えていない雰囲気であった。しかし冬の繁忙期に入った12月には減少率が42.4%になり、少しその幅を狭めた。

韓国の日本路線の旅客動向を読み取ることのできる月別比較では、前月である11月対比で11.2%増えている。

最近再び韓国の日本路線が増えた点は、運航便数の拡大に伴った結果であると分析されている。韓国で去る12月の1か月間の日本路線の運航便数は6663便で前月(5759便)対比15.7%増えている。
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