金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長(提供:news1)
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長(提供:news1)
今日(20日)韓国国家情報院傘下の国家安保戦略研究院による駐韓外交官招請セミナー“北朝鮮情勢評価および2020年の展望”で、中国とロシアが北朝鮮の非核化の過程においてその状況変化の重要な要因になる可能性があるという観測があげられた。

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ソン・キヨン責任研究委員はこのセミナーで「中国とロシアが北朝鮮の非核化の手続きをするにおいて、その重要性がだんだん大きくなっている」とし「中露は国連安保理に(対北朝鮮制裁の中の)一部の製品の輸出禁止を解除することを骨子とした制裁緩和の草案を提出したのだが、中露は(北朝鮮の)対話再開のための最も適切なタイミングを見ている」と語った。

続けて「最優先の課題は北朝鮮がレッドラインを越えないように、韓国と米国、中国が共通した姿勢で北朝鮮を説得せねばならない」とし「文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領が(来週)中国を訪問して中韓首脳会談を開くのだが、(このような)外交的行動を通じて協議のテーブルに(北朝鮮を)連れて来なければならない」と強調した。

また「北朝鮮の核問題については、次の協議ラウンドが実現すれば、中露が平和的で恒久的な平和体制の議題を提起するだろう」とし、先日のスティーブン・ビーガン米国務省特別代表の訪韓から、北朝鮮が対米非難の談話発表を控えているのは、中国との関係を意識した“戦略的沈黙”であると分析している。

ソン委員は「中露が国連安保理に対北制裁緩和の草案を提出したことなど、このような状況で(北朝鮮が)挑発的なレトリックを続けるのは負担となる」とし「金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は習近平中国国家主席と今まで5回も会ったという事実からも、北朝鮮と中国が高い水準での政治的関係で繋がれている。これから(北朝鮮の)非核化協議において、中国の役割が一層強くなるだろう」と推測した。
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