首相候補に指名されたことを受け、国会で会見を開く丁氏=17日、ソウル(聯合ニュース)
首相候補に指名されたことを受け、国会で会見を開く丁氏=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が17日、李洛淵(イ・ナクヨン)首相の後任に指名した前国会議長で与党「共に民主党」国会議員の丁世均(チョン・セギュン)氏は国会で記者会見し、「国が厳しい時期に首相という重責に指名され、重い責任を感じる」と述べた上で、「経済再生と国民統合に注力する」と意欲を示した。 文大統領は丁氏を指名するにあたり「和合と統合の政治」を行うよう求めたという。これについて、「方法を問わず、あらゆる意思疎通の努力をする」と表明。「野党との意思疎通、国会と政府との意思疎通を強化し、国民の力となる政府になるよう最善を尽くす」と強調した。 立法府のトップ経験者が行政府の「ナンバー2」になることに対し三権分立の側面から不適切との指摘があることについては、「適切なのかどうか苦心したが、国民のためにやるべきことがあればそのようなことは問わなくても良いのではないかと判断し、指名を受け入れた」と述べた。 丁氏は国会人事聴聞会の準備に入る見通しだ。韓国の首相は人事聴聞会と国会本会議の採決を経て正式に就任する。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0