11月にソウル市内のホテルで開かれた外国人投資企業の就職相談会(資料写真)=(聯合ニュース)
11月にソウル市内のホテルで開かれた外国人投資企業の就職相談会(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の産業通商資源部は9日、外国人直接投資動向点検会議を開き、今年の海外から韓国への直接投資が2日時点で203億ドル(約2兆2050億円)となり、5年連続で200億ドルを超えたと明らかにした。

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 韓国への直接投資は上半期に前年比で減少したが、下半期に回復した。四半期別では1~3月期が35.7%減、4~6月期が38.1%減、7~9月期が4.7%増だった。10~12月期は大規模な投資事業が相次ぎ、目標としていた12月末より早く200億ドルを上回った。

 産業通商資源部の関係者は「米中の貿易紛争、日本の輸出規制、英国の欧州連合(EU)離脱など厳しい対外環境により、世界の投資心理が萎縮している中でも大規模な事業が多数実現するなど、韓国市場に対する外国人投資家の高い評価が続いている」として、「とりわけ、素材や部品、新産業、高級消費財分野で活発な投資が行われ、外国人による投資が質的にも向上している」と説明した。

 会議で外国企業協会のイ・スンヒョン会長は「未処分の利益剰余金を外国人直接投資として認める外国人投資促進法の改正案が国会で成立すれば、外国企業の韓国への投資がさらに拡大する」と述べた。

 産業通商資源部は素材・部品など産業高度化に寄与する事業に対しては現金支援を強化し、許認可の迅速化などを推進する方針だ。来年は初めて米シリコンバレーなど主要地域で企業説明会を開くほか、韓国に進出している外国企業・団体との意思疎通を図り、追加投資を呼びかけていく。


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