演説に立った文大統領は「三・一独立運動と臨時政府樹立から100年が過ぎた今、また別の特権の政治が続き、繁栄の中での深刻な経済的不平等が身分と差別をつくり出してはいないか、謙虚に振り返るべきときだ」と述べた。
臨時政府の臨時憲章が大韓民国を民主共和制とすることを規定し、人民の一切の平等をうたっていることを取り上げながら、「今、われわれは民主共和制を真に具現し、一切の平等を完全に成し遂げているのか」と問いただした。こうした反省を踏まえると国の新たな100年の道は明確だとし、それは「公正と自由、平等を土台に、共に繁栄することだ」と言葉に力を込めた。
文大統領は続けて、「100年前、共に立ち上がったからこそ勇気を出せた。三・一運動と臨時政府の精神は永遠に輝くだろう。『共に豊かに暮らす国』『平和の朝鮮半島』も、共にしてこそ成し遂げられるわれわれの目標だ」と語った。
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