ソウル・弘大(ホンデ)で日本人女性に暴言を浴びせて暴力をふるった30代の韓国人(男)に、韓国検察は懲役3年を求刑した。

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 ソウル西部地裁で13日に開かれた結審公判で、検察は傷害・侮辱容疑で拘束起訴されたパン被告に懲役3年の宣告を要請した。

 検察は「侮辱の程度が重く、弱者である外国人女性に対して暴力を行使するなど罪質が不良である」とし、「すでに同種の前科が数回あり、累犯期間中に発生。犯行を一部否認し、反省の態度も全く見えない」と求刑理由を明かした。

 パン被告はことし8月23日午前6時ごろ、道を歩いていた日本人女性の頭をつかんで地面に押し倒し、さらに暴言を浴びせた容疑で9月30日、裁判にうつされた。

 犯行の際、パン被告が女性に対して日本人を侮辱するような発言を繰り返し浴びせた侮辱容疑も受けている。女性側は、暴行の事実をSNSを通して暴露していた。

 一方、パン被告の弁護人は「パン被告がひざで被害者の顔に攻撃したという部分については、被害者がしっかりと記憶できていないように見える」とし、「病院の検査結果、正常との所見だったが、被害者の陳述をもとに脳しんとうという所見と診断書が出された」と主張。また「パン被告は出所後、誠実に過ごし、執行猶予期間終了を2週間後に控えてこの事件が発生した」とし、「事件直後、パン被告は被害者に謝罪したが、韓国語がわからない被害者は状況を100%理解することができなかった」と説明した。

 その上で弁護士は「このような状況を酌んで罰金刑に、寛大な処罰を願う」と弁論を終えた。

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