講演を行う金錬鉄長官=9日、公州(聯合ニュース)
講演を行う金錬鉄長官=9日、公州(聯合ニュース)
【公州聯合ニュース】韓国の金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官は9日、日本政府が決議案を主導し、国連総会で採択される見通しの「五輪休戦決議」について「北東アジアの平和に対する具体的な措置が含まれていればという残念な思いが残る」と述べた。 金長官はこの日、忠清南道の公州大で「朝鮮半島平和経済時代、文在寅(ムン・ジェイン)政権の南北関係推進方向」をテーマに講演し、膠着(こうちゃく)状態にあった南北関係が2018年に対話局面に転換したのは、文大統領が平昌五輪を前に行われた国連総会で五輪休戦を提案したことから始まったとし、このように述べた。 金長官はまた「昨年の平昌冬季五輪、来年の東京五輪、2022年の北京冬季五輪と、北東アジアで相次いで開かれる五輪が北東アジア地域に平和が定着する契機になることを願う」と強調した。       五輪休戦決議は2020年東京五輪・パラリンピックの期間に合わせ、選手や関係者などの安全な往来を保障するため、戦争や紛争、テロ、過激な暴力の中止を呼びかけるもので、米ニューヨークで開かれる国連総会で9日に採択される予定だ。
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