握手する文大統領(右)とボノさん=9日、ソウル(聯合ニュース)
握手する文大統領(右)とボノさん=9日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、青瓦台(大統領府)で、世界的ロックバンド「U2」のボーカルで社会運動家のボノさんと面会し、U2が8日のソウル公演の途中に南北の平和と統一を願うメッセージや女性問題に関するメッセージを発したことに謝意を示した。また「ドイツの統一後、韓国国民も南北の平和と統一への熱望が強まった」と述べた。

 ボノさんはU2のソウル公演のため来韓した。U2はグラミー賞を計22回受賞した人気バンド。これまでにさまざまな政治・社会問題に対して意見を表明し、関心を集めた。リーダーでもあるボノさんは貧困撲滅キャンペーンに積極的に参加。ノーベル平和賞の候補として名前が挙がったこともある。

 文大統領はボノさんに謝意を示した上で「U2が音楽活動を通じて平和・人権・飢餓・疾病撲滅など社会運動を展開し多くの成果を上げたことに敬意を表す」と述べた。

 これに対しボノさんは「文大統領が平和プロセスにおいて大きな努力を傾け、リーダーシップを発揮したことに対し感謝の言葉を申し上げる」とした上で、「こうした平和が単なる夢想にとどまるのではなく、本当に実現されるようにするため最後まで固い意思を持って臨んでいると承知している。尊敬する」と語った

 また、文大統領が国際開発援助に関心を示し、努力を傾けていることにも感謝すると述べた。


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