握手を交わす文大統領(右)とドゥテルテ大統領=25日、釜山(聯合ニュース)
握手を交わす文大統領(右)とドゥテルテ大統領=25日、釜山(聯合ニュース)
【釜山(特別取材団)聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日、南部・釜山でフィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、両国の関係発展策について意見交換した。両首脳は両国の自由貿易協定(FTA)交渉について、来年中の最終妥結を目指し努力することで一致した。 両首脳は保護貿易主義の高まりなど世界的に不確実性が増す中、両国の経済協力強化を通じて新たな成長エンジンを探す方策について話し合った。 また伝統的な友好関係にある両国が1949年の国交樹立以降、70年にわたり貿易や投資、インフラ構築、人的交流など多様な分野で協力を強化してきたことから、両国関係をさらに格上げする環境が整ったとの認識で一致した。 文大統領はフィリピンの発電所、空港、交通・鉄道などインフラ分野の発展に韓国企業がこれからも参加することができるよう協力を要請するとともに、エネルギー分野でも環境にやさしい発展などに向け互恵的な協力を続けるよう提案した。 また両首脳は両国が信頼を基に国防・防衛産業での協力が活発に行われていることを歓迎した。文大統領は軍の近代化などフィリピン政府が推進中の国防・防衛関連事業に韓国側が今後も寄与できるよう関心と支援を要請した。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0