釜山で開かれた「韓・カンボジアFTA共同研究」の開始宣言式の様子(産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
釜山で開かれた「韓・カンボジアFTA共同研究」の開始宣言式の様子(産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国とカンボジアが自由貿易協定(FTA)締結に向けた共同研究を始める。

 韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長(次官級)とカンボジアのパン・ソラサック商業相は25日、韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議(25~26日)が開催される釜山で、「韓・カンボジアFTA共同研究」の開始を正式に宣言した。

 同部は共同研究の開始宣言に伴い、先月行われたインドネシアとの包括的経済連携協定(CEPA)交渉での実質的妥結、今月初めの東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の条文ベースの交渉終了に続き新南方地域とのFTAネットワーク加速化に弾みがつくとの見通しを示した。

 兪氏は「われわれが積み上げてきた産業発展の経験を、FTAを通じて後発開発途上国と共有することで経済協力と同時にわが国の企業の進出拡大を図る共生型FTAを推進する計画だ」と述べた。

 同部は今後1年間進められる共同研究を基に市場開放や経済協力拡大を模索し、韓国企業のカンボジア進出拡大策を積極的に講じる方針だ。

 カンボジアは2011年以降、毎年7%前後の高い経済成長率を記録しており、全人口の72%を35歳以下が占めるなど成長潜在力が高いと評価されている。


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