韓国海軍部隊の駆逐艦「姜邯賛」(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国海軍部隊の駆逐艦「姜邯賛」(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は20日、イエメンの反政府武装組織フーシ派に拘束されていた韓国人船員2人が無事解放されたと発表した。

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 フーシ派はイエメンの西側の海上で18日午前3時50分ごろ(日本時間、以下同じ)、韓国人2人を含む船員16人が乗った船舶3隻を拿捕(だほ)。韓国外交部によると、拘束から約2日後の20日午前0時40分ごろ、この3隻と16人が全て解放された。

 政府当局者は韓国人の船員について「安全な状況と確認された」と説明している。解放された船舶は20日正午ごろサウジアラビアの港に向けて出発し、2日後に到着する予定だ。拿捕された船舶は韓国国籍のしゅんせつ船1隻、韓国とサウジアラビア国籍の引き船2隻で、サウジアラビアの港を出発してソマリアを目指していた。

 フーシ派側は、船舶が領海を侵犯したため拿捕したと主張し、韓国の船舶と確認されれば拘束を解く考えを韓国政府に伝えていたとされる。

 拿捕を受け、韓国政府は対策本部を設置するとともに、ソマリア沖での海賊対処のためオマーン近隣にいた韓国海軍部隊の駆逐艦「姜邯賛」を現地の海域に出動させていた。


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