17日バンコクで開かれた“日米韓の3者防衛・国防相会談”での河野太郎防衛相、マーク・エスパー米国国防相、チョン・ギョンドゥ韓国国防相 (提供:news1)
17日バンコクで開かれた“日米韓の3者防衛・国防相会談”での河野太郎防衛相、マーク・エスパー米国国防相、チョン・ギョンドゥ韓国国防相 (提供:news1)
マーク・エスパー米国国防相が日韓の防衛・国防相と手をつなぎ“同盟”を強調したが、日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)延長についての進展はなかった。

17日からタイのバンコクで開催の東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議(ADMMプラス)に参席するチョン・ギョンドゥ韓国国防相はこの日の午後に1時間15分間にわたり、河野太郎防衛相、エスパー国防相と日米韓の3者防衛・国防相会談をもった。

エスパー国防相はGSOMIAについて「我々すべてが共同の目標を達成するために緊密に協力することが重要だ」とし、「このことは、中国と北朝鮮の利益になることにつながる、“日韓両国間の問題”を克服することを意味する」として、韓国政府にGSOMIA延長を注文した。

これに対して、チョン国防相は「最近、友邦国である日韓間は、歴史、政治、経済問題で日韓安保協力が難関に陥っているという残念な時期にある」とし、「今回の会談を通じて、日米韓の安保協力に勢いがつき、日米韓3国の共同価値と安保利益を土台として、現在の関係が発展していくことを願う」と答えた。

河野防衛相は「北朝鮮は今年、新型の弾道ミサイルと潜水艦発射弾道ミサイルを含め20件以上のミサイルをくり返し発射して、安保理決議案を明らかに違反している」とし、「我々は最も深い遺憾を表明する。弾道ミサイルの繰り返しの発射は、日本と地域の平和と安定に深刻な脅威である」と語り、続けて「このような状況で日本、米国、韓国の防衛当局として我々がするべきことは、3国間の防衛協力を持続的に増進して、地域の平和と安定を維持するためにすべての努力を傾けることだ」として、GSOMIA延長を希望する発言をした。

しかし韓国政府は、日本の変化なしにはGSOMIA終了の撤回は不可能であるということをくり返し明かしていることから、日米韓が“妥協案”を見い出すことはできないと見られている。
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