金剛山観光地区(資料写真)=(聯合ニュース)
金剛山観光地区(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の李相旻(イ・サンミン)報道官は11日の定例会見で、中断している南北経済協力事業の金剛山観光を巡り、問題解決策の一つとして取り沙汰される「個別観光」について、「個別観光は国民の身の安全問題が南北の協議を通じて(先に)解決しなければならない」との立場を改めて示した。

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 個別観光の申請がある場合の対応に関しては、「他国の国民が北を観光するのと同じく、個別観光自体は国際社会の対北制裁に反する事案ではない」と説明。その上で、「訪朝承認の一般的な要件は国民の身の安全を保障できる招待状か北側の公式文書がなければならない」として、「こうしたものが訪朝の承認要件としてそろえば承認が可能だ」と述べた。

 韓国政府は、2008年に起こった韓国人観光客が北朝鮮兵に射殺される事件で中断した金剛山観光が再開されるためには、身の安全の問題が解決しなければならないという立場を堅持している。


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