今年1~10月のEV輸出額は前年同期の約2倍に増えた(イラスト)=(聯合ニュース)
今年1~10月のEV輸出額は前年同期の約2倍に増えた(イラスト)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で自動車の輸出が伸び悩んでいるなか、電気自動車(EV)は健闘している。国内メーカーがEVへの投資を増やし海外マーケティングを強化していることに加え、先進国を中心に価格が下がり普及が進んでいるためで、EVが韓国輸出の新たなエンジンになっていると評価される。  産業通商資源部や韓国貿易協会などによると、今年1~10月のEV輸出額は25億6600万ドル(約2800億円)で、前年同期比103.3%増となった。1~10月の自動車全体の輸出額が前年同期比6.7%増だったのと比べると、驚くべき成長を遂げたことになる。EVの輸出額は今年10月まで33カ月連続で前年同月に比べ増加している。 この勢いなら、今年の年間のEV輸出額は初めて30億ドルを突破すると見込まれる。昨年は18億200万ドルで初の10億ドル台に乗せていた。 政府関係者は「優れたインフラ環境を備えた米国や、最近需要が増え続けている欧州連合(EU)諸国を中心にEVの輸出市場が拡大している」とし、EVは「昨年にマイナス(前年比1.9%減)を記録した自動車輸出が今年再び増加に転じる上でも一役買っている」と説明した。
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