本入札には三つのコンソーシアムが参加した(コラージュ)=(聯合ニュース)
本入札には三つのコンソーシアムが参加した(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国航空大手、アシアナ航空の売却先を決める本入札が7日に締め切られ、同社筆頭株主の錦湖産業が早速、応札した三つのコンソーシアムの資料検討を進めていることが8日、分かった。1週間以内に優先交渉権者を発表し、速やかな売却を目指す。 金融投資業界の関係者によると、本入札でHDC現代産業開発と未来アセットによるコンソーシアムは約2兆5000億ウォン(約2360億円)、格安航空会社(LCC)大手チェジュ航空を傘下に置く愛敬グループとストーンブリッジのコンソーシアムは約1兆5000億ウォンの買収価格をそれぞれ提示したとみられる。一方、アクティビスト(物言う株主)ファンドのKCGIが主導するコンソーシアムは入札の基本要件である戦略的投資家と組んだか明言しておらず、買収合戦は現代産業開発コンソーシアムと愛敬コンソーシアムの一騎打ちになると予想されている。 現代産業開発コンソーシアムが愛敬コンソーシアムの提示額を1兆ウォンも上回ったことから、優先交渉権者選びで有利な立場に立ったとの見方も出ている。すでに錦湖産業が現代産業開発コンソーシアムと水面下で接触を始めたとの観測もある。 今回のアシアナ航空買収では、錦湖産業が保有する6868万8063株のアシアナ航空株(発行済み株式数の31.0%)とアシアナ航空が発行する新株(普通株式)を取得する。LCCのエアソウルとエアプサンをはじめとするアシアナ航空子会社6社の経営権もまとめて取得することになる。
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