歓談する文大統領(右)と安倍首相(大統領府提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
歓談する文大統領(右)と安倍首相(大統領府提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【バンコク聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するためタイ・バンコクを訪問した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、3日間の日程を終え帰国の途に就く前にSNS(交流サイト)に投稿し、前日行った安倍晋三首相との歓談について、対話の始まりになり得る意味あるものだったと振り返った。

 文大統領は4日午前、ASEANプラス3(韓中日)首脳会議前に安倍首相と11分間歓談した。両首脳が個別に会ったのは昨年9月に米ニューヨークで開かれた国連総会に合わせて首脳会談を行って以来、13か月ぶりで、両国関係の懸案は対話を通じて解決するという原則を改めて確認した。

 文大統領は、今回のASEANプラス3首脳会議や東アジア首脳会議(EAS)で各国首脳が、これまで協力を通じてさまざまな危機に対処してきたことを高く評価したと伝えた上で、「これからもテロ、気候変動、災害管理、未来の人材育成などで緊密に協力することにした」と説明した。

 また、ASEAN諸国や韓国、日本など計16国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の首脳会合で、インドを除く15カ国が来年のRCEP協定への署名を目指す方針を確認したことについて「世界最大規模の自由貿易市場を開き、相互の多様性を尊重しながら協力する経済共同体の道を示すことになる」と強調した。


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