17年12月6日に実施されたビジラント・エースで、朝鮮半島上空を飛行する米戦略爆撃機B1Bなど両国の戦闘機(空軍提供)=(聯合ニュース)
17年12月6日に実施されたビジラント・エースで、朝鮮半島上空を飛行する米戦略爆撃機B1Bなど両国の戦闘機(空軍提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の軍当局が大規模な合同空軍演習「ビジラント・エース」を昨年に続き、今年も実施しない方針を固めたことが3日、分かった。韓国の複数の政府消息筋が明らかにした。朝鮮半島の非核化に向けた外交努力を支援するとともに、演習に強く反発する北朝鮮に配慮した措置とみられる。 韓国の消息筋は「韓国軍と在韓米軍は独自の訓練計画を立て、対応態勢に支障が出ないようにする方針だ」と説明。別の政府関係者は「非核化に向けた外交努力を軍事的な面から引き続き後押しするというのが両国国防当局の基本的な立場」と述べた。 韓国空軍と在韓米軍は12月中に昨年と同じ規模の単独訓練をそれぞれ実施し、戦闘準備態勢を点検する方針という。韓国空軍は昨年12月3~7日、主力戦闘機のF15Kなど数十機が参加する戦闘準備態勢総合訓練を行った。 ビジラント・エースは2015年に始まり、17年の訓練には最新鋭ステルス戦闘機F22(6機)やF35A(6機)、米戦略爆撃機B1Bなど両国の航空機約270機が投入された。当時、北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会は「核戦争の局面へと追い込む厳重な軍事的挑発」と強く非難した。
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