宗教指導者を招いて行った昼食懇談会であいさつする文大統領(右)=21日、ソウル(聯合ニュース)
宗教指導者を招いて行った昼食懇談会であいさつする文大統領(右)=21日、ソウル(聯合ニュース)
◇文大統領「国民を再び一つに」 宗教指導者らに協力要請 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、検察改革や政治家・政府高官らの不正を捜査する「高位公職者犯罪捜査処」の設置などに関し、「国民の共感を集めた事案にもかかわらず政治的攻防が起こったことで国民の間であつれきが生じている」とし、「総選挙が近づいているため、政治的なあつれきがさらに高まり、国民のあつれきに増幅される可能性がある」と懸念を示した。主な宗教指導者を青瓦台(大統領府)に招いて行った昼食懇談会で述べた。◇前法相妻の逮捕状請求 不正入学や不透明な投資などで10の容疑=韓国検察 検察はチョ国(チョ・グク)前法務部長官の妻、チョン・ギョンシム東洋大教授に対する逮捕状を裁判所に請求した。私募ファンドへの家族ぐるみの不透明な投資、子どもの入試、親族が運営していた学校法人の訴訟問題など、チョ氏家族を巡る疑惑に対し検察が強制捜査に乗り出してから55日となる。チョン氏は健康に問題があると訴えているが、検察は疑惑の中心にいるとして同氏の身柄確保が必要と判断したようだ。ソウル中央地検が逮捕状請求にあたって挙げたチョン氏の容疑は10に上る◇文大統領の支持率45% 3週ぶり上昇 世論調査会社、リアルメーターが発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ3.6ポイント高い45.0%だった。3週ぶりの上昇。不支持率は3.8ポイント下落し52.3%だった。支持率と不支持率の開きは前週の14.7ポイントから7.3ポイントに縮まった。◇過去を反省も 天皇の歴史観に関心集中 李洛淵首相の22~24日の日本訪問を前に、天皇の歴史観に関心が集まっている。戦後世代の徳仁天皇はこれまで数回にわたって「過去に対する反省」について言及しており、韓国に対しても「良い関係」を希望すると発言している。安倍晋三首相を筆頭とする日本の右傾化の流れの中で、天皇の歴史観が韓日外交にプラスに作用することを期待する観測も出ている。◇警察トップ「国民の信頼得る『制服の市民』に」 警察の日記念式典 74周年を迎えた「警察の日」の記念式典が21日、仁川・松島コンベンシアで開かれ、李洛淵首相をはじめ、閔ガプ龍(ミン・ガプリョン)警察庁長、陳永(チン・ヨン)行政安全部長官など各界の関係者約1000人が出席した。閔庁長はあいさつで「国民の信頼と支持を得る『制服を着た市民』になる」とし、「さらに多くの市民の声を聞いて共同体と力を合わせ、隙がなく厚みのある社会安全網を構築する」と述べた。◇鉄道労組 政府との協議要求 全国鉄道労働組合(鉄道労組)と鉄道ハナロ国民運動本部はソウルの国会議事堂前で記者会見を開き、鉄道統合や労働時間短縮、人員増などの要求案を提示した。鉄道労組は11月に予告しているストライキについて「国民に不便をかけざるを得ないストライキを望まない」とした上で、労使間の交渉だけでは問題を解決できないとして政府が労働者との協議に乗り出すことを要求した。
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