韓国に駐在する外国公館員の犯罪は4年半で63件に上った=(聯合ニュースTV)
韓国に駐在する外国公館員の犯罪は4年半で63件に上った=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国で犯罪を犯したにもかかわらず、外交官特権で処罰を免れた外国公館員がここ4年半で63人に上ることが、18日分かった。  国会行政安全委員会の趙源震(チョ・ウォンジン)議員(ウリ共和党)が警察庁から提出を受けた資料によると、2015年から今年6月までの「駐韓外国公館員犯罪発生件数」は計63件と集計された。 年度別の発生件数は15年が16件、16年が16件、17年が11件、昨年は14件だった。今年は6月までに交通犯罪2件、暴力2件、性犯罪1件、その他1件の計6件が発生した。 韓国に派遣された外交使節とその家族は、国内で犯罪を犯したとしても国内法では処罰できない。「外交関係に関するウィーン条約」に基づいて民事・刑事裁判管轄権が免除され、免責特権を行使できるためだ。 警察は対象者の同意を得て任意捜査を行うが、派遣国が裁判権免除を放棄しない限り、事実関係を確認した上で「公訴権なし」として事件を検察に送致することになる。 ただ、対象者が身元確認を拒否した場合は一般の外国人犯罪と同様に処理される。 一方、警察に検挙された外国人犯罪者は15年の3万8355人から16年は4万3764人に増加したが、17年は3万6069人、昨年は3万4832人と減少傾向にある。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0