握手を交わす文氏(左)とマトビエンコ氏(国会提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
握手を交わす文氏(左)とマトビエンコ氏(国会提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ベオグラード聯合ニュース】韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は14日(現地時間)、セルビアの首都ベオグラードでロシアのマトビエンコ上院議長と会談し、今月23~24日にロシアを訪問する北朝鮮最高人民会議(国会に相当)の代表団に対し「非核化をしてこそ皆がウィン・ウィンになれると積極的に強調することを望む」と要請した。

 文氏は各国議会の国際組織・列国議会同盟(IPU)の総会に出席するため、同地を訪問している。

 同氏は「南北とロシアをつなぐ鉄道や北極海航路の開設、シベリアガスパイプラインの設置なども非核化が実現してこそ可能」として、「非核化をすれば北が豊かになることを強調してほしい」と要請。マトビエンコ氏は「韓国とロシア、北朝鮮の協力強化のため努力する」とし、「南北の議会交流の活性化でも役割を果たしたい」と応じた。

 また、マトビエンコ氏はロシアのプーチン大統領の韓国訪問に関し、「大統領府で議論している」と説明。詳細を詰め、具体的な時期などを決める計画だと伝えた。

 両議長は両国が来年の国交正常化30周年に向け、交流協力を強化する必要があるとの認識でも一致した。文氏は両国の年間貿易規模300億ドル(約3兆2500億円)、人的交流100万人達成のため協力を強化する姿勢を示し、マトビエンコ氏は「来年は極めて重要な年で、(韓国)政府と国会の大きな関心と支援をお願いしたい」と強調した。


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