チョ・グク法相の弟の令状棄却…検察「再請求を検討」(提供:news1)
チョ・グク法相の弟の令状棄却…検察「再請求を検討」(提供:news1)
韓国のチョ・グク法務部(法務省に相当)長官一家が運営してきた学校法人熊東学院の不正にかかわった容疑をもたれるチョ長官の弟チョ某氏が拘束危機から脱した。

 チョ氏に対する令状が棄却され、チョ長官一家の様々な疑惑に対する詰めのスピードを増していた検察の捜査に支障が生じる見通しだ。特にチョ長官の妻チョン・ギョンシム東洋大学教授に対する令状請求をめぐり、検察の苦心が重なるものとみられる。

 ソウル中央地裁のミョン・ジェグォン令状専担部長判事は前日(8日)午後、チョ氏に対する拘束捜査の必要性を書面で審査後、9日午前2時20分ごろ拘束令状を棄却した。

 裁判所はチョ氏がもたれている容疑のうち、「背任」については争いの余地があると判断した。先立ってソウル中央地検は特定経済犯罪加重処罰法上の背任、背任収賄、証拠隠滅教唆などの容疑で拘束令状を請求した。

 裁判所はまた居住地の家宅捜索を含め、広範囲の証拠収集がすでに行われており、証拠隠滅の恐れがないとみて、チョ氏が「背任収賄」容疑については事実関係を概ね認めている点も棄却理由に挙げた。

 ミョン部長判事は「数回にわたる被疑者の召喚調査など捜査経過、被疑者の健康状態、犯罪前歴などを考慮すると、現段階で拘束の理由や必要性、相当性を認めるのは難しい」と述べた。

 このような裁判所の判断に検察は反論し、拘束令状の再請求を検討するとの立場を明かした。



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