5日午後、ソウルで開かれた“第8次 司法積弊清算のための大規模ろうそく文化祭”(提供:news1)
5日午後、ソウルで開かれた“第8次 司法積弊清算のための大規模ろうそく文化祭”(提供:news1)
韓国ソウルで5日、「チョ・グク法相と検察改革」を支持する市民たちによる“瑞草洞(ソチョドン)ろうそく集会”には、主催側の推定で300万人の市民が参加した。

青瓦台(韓国大統領府)が6日、政権支持派であるこの“300万ろうそく集会”が開かれたことについて、これと言った反応はなく、神妙な面持ちのままである。

これについて青瓦台の関係者はnews1の取材で、この集会の“警察改革の必要性”という主張に関して「主旨は理解する」という姿勢は見せながらも、具体的な立場については「何も申し上げることはない」と発言を控えた。

政界では、青瓦台がこのように慎重な立場を見せる背景について「進歩と保守陣営間の“集会合戦”を焚き付けているという批判を考慮してのことであろう」という見解がある。

すなわち、「文大統領は(その)就任前後に“国民大統合”を強調していたのにもかかわらず、今はむしろ自身の支持率のために分裂を助長している」という批判が出ていることに苦心しているということである。

また、実際に文大統領がチョ法相の任命後、陣営間の葛藤がひどくなったとして、連日それに対する批判が続いているという見方もある。韓国最大野党の自由韓国党の報道官は5日のコメントで「(チョ法相の任命によって)国民の怒りがもうこれ以上我慢できないところまできているということが、最近のソウルの(保守系の)集会に表れている」と語った。

特に文大統領があいにく、先月28日“検察改革”を叫ぶソウルでの(進歩系)ろうそく集会が開かれた2日後である30日に、ユン検察総長に直接“検察改革”法案を提出するように指示したため、批判の声はより激しくなった様相である。

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