「華城連続殺人事件」の有力容疑者(右)。1994年に妻の妹を殺害した疑いで逮捕され、警察の取り調べを受けている様子(中部毎日新聞提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
「華城連続殺人事件」の有力容疑者(右)。1994年に妻の妹を殺害した疑いで逮捕され、警察の取り調べを受けている様子(中部毎日新聞提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【水原聯合ニュース】韓国・ソウル近郊の京畿道・華城で1986年から91年にかけ女性10人が殺害された未解決事件「華城連続殺人事件」の有力容疑者として特定された50代の男が、同事件の9件に加え、別の5件についても犯行を自白したことが1日、分かった。 男が容疑者として特定されてから、13日目での自白となった。 男は別の事件で釜山の刑務所で服役中で、警察はこの日まで9回にわたり、同刑務所で取り調べを行った。当初、男は一貫して否認していたが、先週から徐々に犯行を自白したことが分かった。警察は男の自白の信ぴょう性を確認するため、当時の捜査記録などを調べている。 華城連続殺人事件では女性が残忍な手口で殺害され、人々を恐怖に陥れた。すでに公訴時効が成立しており、この男が真犯人だとしても処罰することはできない。警察は、この男が模倣犯罪と判明した8件目の殺人事件を除く9件の殺人を犯したかどうかの解明に全力を挙げている。 国民の関心を集めた同事件は、ソン・ガンホ主演の韓国映画「殺人の追憶」(2003年)の題材にもなった。事件の捜査に動員された警察関係者は延べ約205万人と単一事件としては最も多く、捜査対象者は2万1280人を数えた。 男は1994年1月に妻の妹に性的暴行を加えて殺害した罪で起訴され、無期懲役が確定し服役している。
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