8月に行われた新兵器の試射を視察した金正恩委員長が、たばこを手に同行した軍幹部と話している=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
8月に行われた新兵器の試射を視察した金正恩委員長が、たばこを手に同行した軍幹部と話している=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアが27日、世界的に有害性が取り沙汰されている電子たばこについて報じ、注目を集めている。  朝鮮労働党機関紙の労働新聞はこの日、「世界的に懸念されている電子たばこ」と題した記事で電子たばこについて紹介し、一般のたばこに劣らず有害だと警告した。 同紙は、たばこメーカーが電子たばこについて一般のたばこより安全だと宣伝したために「電子たばこに惑わされた購入者は一酸化炭素やタールのような一般たばこの有害成分から自分を守っていると認識して大々的にこれを購入し、利用し始めた」と説明した。 その上で「しかし、昨今このような見解は完全に覆された」とし、電子たばこにも有毒物質があるとの研究結果や、電子たばこの喫煙と関連して肺疾患で死亡した米国の事例などを紹介した。 特に「電子たばこは青少年に非常に有害だ」とし、「電子たばこは未成年をはじめ、たばこを吸わない人まで喫煙者にする案内者の役割を果たす非常に危険な媒介物になった」と指摘した。 北朝鮮は外国産たばこの輸入を制限し、先ごろ改正された「たばこ統制法」によって北朝鮮内でのたばこ生産も中止するなど、禁煙政策を行っている。世界保健機関(WHO)によると、北朝鮮は電子たばこと無煙たばこを禁止している。 だがこのような努力をよそに、北朝鮮メディアには金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)がたばこを手にしている写真が頻繁に掲載される。金委員長が電子たばこを吸っている姿はまだ確認されていない。
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