独島領有権主張の日本防衛白書　「即刻廃棄」求める＝韓国・慶尚北道

【ソウル聯合ニュース】独島を管轄する韓国・慶尚北道と慶尚北道議会は２７日、日本政府が２０１９年版防衛白書で独島を「わが国固有の領土」と主張したことを非難した。　同道は「日本が独島の領有権主張を繰り返していることは過去の帝国主義的な領土への野望にとらわれた時代錯誤的な行為で、国際的な非難を避けられない」として、「日本の継続的かつ露骨な領土侵奪行為は韓日の未来志向の協力パートナー関係を阻害する行為で、決して容認できない」と批判する道知事声明を発表。「歪曲（わいきょく）された歴史観に基づく防衛白書を即刻廃棄し、北東アジアの繁栄や平和定着のための国際社会の努力に参加せよ」と促した。　道議会は「日本は防衛白書をはじめとする歴史を否定する全ての歪曲・捏造（ねつぞう）行為を即刻中止し、加害者としての歴史的な責任と未来志向の信頼構築のため、骨を削る反省と行動に出なければならない」と求めた。